【ウマ娘】「華麗なる一族」から読み解く、ダイイチルビーの歩み

 

 

「華麗なる一族」

 

ダイイチルビーを語るうえで、
切り離せないこの言葉。

 

 

しかし、聞き覚えはあるものの、
「華麗なる一族」の由来や、
なぜそう言われるようになったのか
あいまいなところがありました。

 

 

そこで今回は、
ダイイチルビーと「華麗なる一族」
についてまとめてみました。

 

 

内容は、

 

1 由来について
2 血統の流れ
3 ダイイチルビーのレース2選
4 育成ストーリー展開予想
5 舞台組とのつながり

 

という順に進みます。

 

 

時の流れ、血統の流れを経て、
今のウマ娘へとつながりを感じる、
機会になれば幸いです。

それではいってみよう。

 

 

目次

「華麗なる一族」の由来

 

 

まずは、名前の由来について
まとめます。

 

 

もともとは、1970年に連載された小説、
『華麗なる一族』が出発点。

 

 

著者の山崎豊子さんは、
『白い巨塔』などの作品でも、
知られている方です。

 

昔ドラマで見た記憶があります。

 

この『華麗なる一族』は、
大富豪の銀行家一族を軸に、

 

財政界で、富と権力を
求める人々の姿を描く
ストーリーと言われています。

 

 

1973年に出版、翌年に
映画化やドラマ化もされていきます。

 

 

のちに2007年、2021年にも
ドラマ化されているようです。

 

 

一方、競馬界では、
70年代前半に活躍した競走馬で、
イットーという馬がいました。

 

 

ダイイチルビーの祖母
となる馬です。

 

 

そのイットーの活躍や血統のつながりから、
当時、競馬中継の解説の方が

「華麗なる一族」と表現したところ、
定着したといわれています。

 

 

なるほど。
そんな背景がこの言葉にあったわけだね。

 

 

そう。「華麗なる一族」と表現され、
定着するには、史実との関係もあるようです。

 

 

なので次に、競馬界における、
この一族の歴史を
ざっくりとみていきましょう。

 

 

一族のつながり

 

 

それでは競馬界の、
「華麗なる一族」を見ていきます。

 

 

今回はダイイチルビーから、
さかのぼる形でまとめています。

 

 

血統表でいうここのつながりです。

 

 

もともとこの一族の祖は、
マイリーという馬が出発点。

イギリスから日本に来ました。

 

 

1953年生まれのこの馬から、
次に生まれたのが、
キューピット。
名前かわいい。

 

 

キューピットから、
ミスマルミチ。

 

 

姉にヤマピット、
という馬がいたのですが、
早期の不幸により、
ミスマルミチが繁殖にまわりました。

 

 

そこから、イットーが生まれます。

他にも、ニッポーキングなどの
重賞勝ち馬を輩出しました。

 

 

さらにイットーから、
ハギノトップレディが誕生。

 

 

デビュー戦(函館1000m)で当時の
日本レコードを記録したスピードの持ち主。

 

 

桜花賞、
エリザベス女王杯を勝ちました。

 

 

また宝塚記念を勝った、
ハギノカムイオーも輩出。
すごい

 

 

この一族の繁栄が
加速していきます。

 

 

 

そして、
ハギノトップレディから生まれたのが、
ダイイチルビーでした。
お嬢きたぁ!

 

 

父トウショウボーイ、
母ハギノトップレディという良血。

 

 

当時1億円で取引され、
デビュー前から注目を浴びていました。

 

 

お嬢様のイメージは、
そういったところからきているのかな。

たぶんそうだろうね。

 

 

マイリーからダイイチルビーの誕生まで、
およそ30年。

世代をつなぎ、
生まれてきたのがよくわかりました。

 

 

生まれる前から、
受け継がれているものがありそうですね。

 

 

「華麗なる一族」の系譜から、
生まれたダイイチルビー。

ここからは、ダイイチルビーの
代表的なレースを2つ紹介していきます。

 

 

1991年、安田記念。

 

 

デビュー前から期待が大きかった、
ダイイチルビーでしたが
クラシック期は、勝ち星に
恵まれませんでした。

 

 

古馬になり、
短距離やマイル路線へ進みます。

 

 

前走の、
京王杯スプリングカップを勝ち
安田記念に挑みました。

 

 

1番人気はバンブーメモリー。
ダイイチルビーは2番人気でした。

ダイタクヘリオスも出走しました。

 

 

レースはダイタクヘリオスが、
最終直線で抜け出します。

 

 

残り200mを切ったあたりから、
大外からダイイチルビーが伸びてきました。

 

 

内からバンブーメモリーも迫りますが、
ダイイチルビーがダイタクヘリオスをかわします。

そのままゴールイン。

 

 

ダイイチルビーにとっては、
初のGⅠ制覇。

 

 

グレード制導入後、牝馬では初の
安田記念制覇となりました。
おめでとう!

 

 

上位3頭の競り合いは、
非常に見ごたえのあるレースでした。

 

 

1991年、スプリンターズS

 

 

当時12月開催のこのレース。
前走のマイルCSでは、
2着となったダイイチルビー。

 

 

優勝したダイタクヘリオスは、
有馬記念にまわりました。

 

 

この年5戦対決して、
両者のワンツーが3回なのすごい。

 

 

1番人気はケイエスミラクル。
ダイイチルビーは2番人気でした。
ヤマニンゼファーも出走しました。

 

 

レースはダイイチルビーが後方から
最終直線へ、前に進出していきます。

 

 

ここで前にいた、
ケイエスミラクルに故障が発生。

ダイイチルビーはかわして、
ゴールしました。

 

 

ヤマニンゼファーは7着。
ケイエスミラクルは、競走中止。
予後不良となってしまいます。

 

 

ダイイチルビーはGⅠ2勝目を飾り、
史上初めて、
牡馬混合GⅠを2勝した牝馬となりました。

 

 

この年のJRAの最優秀5歳以上牝馬、
最優秀スプリンターを受賞。

 

 

翌年の安田記念まで、
走りきりました。

 

 

通算18戦6勝。

当時、牝馬の歴代最高賞金記録を樹立。

「華麗なる一族」としての
期待に応えたのでした。

 

 

ストーリー展開予想

 

 

この史実をふまえ、
ウマ娘の育成ストーリーで、

どのような展開やifの要素があるのか、
2つ考えてみました。

 

 

1つ目は走る動機についてです。

 

 

今のダイイチルビーはどちらかというと、
一族の誇り、
使命感で走っている印象があります。

 

 

 

その想いがスプリンターズSで、
転機を迎えるのではないかと考えています。

 

 

ケイエスミラクルの出来事をふまえ、
走る意味を改めて考える機会になりそうです。

 

 

ミラクルの1着をとりたい想い、そして
周りへ恩返しをしたい気持ちの強さを知り、

ダイイチルビーが新たな走る意味を見つけ、
史実を越えていく姿を想像してしまいました。

 

 

ルビーの母と祖母も、
何かしら励ましてくれそうですね。

 

 

2つ目は高松宮記念です。

 

 

当時は高松宮杯(芝2000m)でしたが、このレースは
ダイイチルビーにとって大切なレースともいえます。

 

 

というのもこのレースは、
祖母イットーと母ハギノトップレディも勝利しており、

 

 

三代での同一重賞制覇も
かかっていました。

 

 

史実ではダイイチルビーは惜しくも2着で、
達成できませんでした。

 

 

それだけにウマ娘では、
何かしらの要素を盛り込んでくれるのでは
ないかと考えています。

 

 

今では名称も距離も変わってしまいましたが、
高松宮記念を走るダイイチルビーにも注目ですね。

 

 

舞台組とのつながり

 

 

加えて、舞台組としてのつながりも、
どうなるのか注目ですね。

 

 

先ほど挙げたスプリンターズSでは、
悲しい史実もあるのですが、

 

ウマ娘のifの展開で、
ケイエスミラクルにも、
より光があたるといいなと、
個人的に思っています。

 

 

舞台ドキュメントも、
キャストの方々の想いにふれられ、
グッときました。

 

 

今後のメディア展開も含め、
ウマ娘とリアルの競馬のつながりが深まり、
楽しみの幅も広がるのはいいなと感じています。

 

 

応援したいですし、
楽しんでいきたいですね。

 

 

ということで、
ダイイチルビーと「華麗なる一族」について
まとめてみました。

 

 

当時の時代背景と、
競馬の歴史のつながりを知ることができ
深みを感じ、さまざまな発見がありました。

 

 

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コメントも励みになります。
ありがとうございます。

 

それでは次の動画でお会いしましょう。

 

ご視聴ありがとうございました。

 

 

【引用素材】

ウマ娘 © Cygames, Inc.

 

フリーBGM・音楽素材MusMus

 

VOICEVOX:ずんだもん

 

 

【参考・参照元】

Wikipedia 

netkeiba.com – 国内最大級の競馬情報サイト

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