【血統】女帝エアグルーヴからドゥラメンテ、そして現在までの軌跡

エアグルーヴが偉大すぎる!

 

先月投稿した、
「2022年血統表に登場したウマ娘TOP5」
たくさんのご視聴、
コメントをいただき、
本当にありがとうございます。

 

 

動画のコメントで、とても印象深いものが、
エアグルーヴのすごさを語る内容でした。

 

 

牡馬と牝馬では違いがある中
エアグルーヴが、
多くの血統表に 登場しているのは、
本当にすごいことだと思いました。

 

 

そこで今回は、
エアグルーヴが
ここまで繁栄してきた軌跡を
ざっくりとまとめました。

 

 

血統のつながり、
ウマ娘のつながりを通して、
少しでも楽しむきっかけになれば幸いです。

 

それではいってみよう。

 

 

目次

繁栄の流れざっくり全体像

 

 

最初に、
ざっくり全体像をまとめます。

 

 

そもそも今現在、
エアグルーヴの血が繁栄した、
1番の要因は、
ドゥラメンテの存在ではないでしょうか。
(※ドゥラメンテのみ種牡馬)

 

 

エアグルーヴの孫にあたります。

 

 

整理すると、
ドゥラメンテの母は、
アドマイヤグルーヴ。

その母がエアグルーヴ。
そしてその母がダイナカールです。

 

 

個人的に、ここのつながりが、
それぞれの戦績も含め、

とても味わい深いと感じています。

 

 

 

ここでは、
このダイナカールから、
ドゥラメンテまでの戦績などを
まとめながら、
現在へのつながりへと、
紹介できたらと思います。

 

 

ダイナカール

 

 

ダイナカール
1980年生まれ
18戦5勝。

主な勝ち鞍、
優駿牝馬(オークス)

 

 

最優秀3歳牝馬(現2歳表記)
最優秀4歳牝馬(現3歳表記) を受賞。

 

 

1983年、
牡馬ではミスターシービーが、
クラシック三冠を達成。

 

ダイナカールは桜花賞を3着。

 

 

次走の優駿牝馬(オークス)では、
ゴール前5頭が横一線となる、大接戦を演じます。
長い写真判定の末、 勝利を果たしました。

 

 

秋はエリザベス女王杯を回避し、
ターコイズSを勝利。

 

 

有馬記念を4着と、
好走しました。

 

 

翌年以降も走りきり、
1985年に引退。
繁殖にまわりました。

 

 

その四番目の子供として、
エアグルーヴが産まれます。

 

 

エアグルーヴ

 

 

エアグルーヴ
1993年生まれ
19戦9勝。

 

 

主な勝ち鞍、
天皇賞秋
優駿牝馬(オークス)

 

 

ダイナカールの優駿牝馬勝利から、
13年後、娘エアグルーヴも優勝。

 

 

母娘2代での制覇を成し遂げました。
史上2例目、
42年ぶりのオークス母娘制覇となりました。

 

 

エアグルーヴはその後、
一流の牡馬相手にも引けを取りませんでした。

 

97年の天皇賞秋では、
2000メートルになってから
史上初の、牝馬の優勝を飾ります。

 

続くジャパンカップを2着。
有馬記念を3着と好走。

 

この年の年度代表馬に選出されました。

 

女帝の強さを示してくれましたね。

 

エアグルーヴは98年まで走りきり、
99年に繁殖にうつります。
そして翌年、 待望の初仔が誕生します。

 

 

アドマイヤグルーヴ

 

 

アドマイヤグルーヴ
2000年生まれ
21戦8勝。

 

主な勝ち鞍、
エリザベス女王杯連覇

 

 

女帝エアグルーヴと
サンデーサイレンスの子として、
期待を背負い走りました。

 

 

クラシックでは同期の
スティルインラブが制し、
牝馬三冠を達成。

 

 

しかし、
エリザベス女王杯では、
リベンジを果たしました。

 

3代に渡りGⅠ制覇!
おめでとう!

 

翌年に同レース連覇を果たし、
最優秀4歳以上牝馬を受賞しました。

 

 

その後2005年のラストラン、
阪神牝馬Sを勝ち、
繁殖にうつりました。

 

 

繁殖では残念ながら、
2012年に 早すぎる不幸を迎えてしまいます。
2012年に生まれたのが、
彼女の最後の産駒となりました。

 

 

ドゥラメンテ

 

 

ドゥラメンテ
2012年生まれ
9戦5勝。

 

主な勝ち鞍、
皐月賞
東京優駿(日本ダービー)

 

 

ウマ娘でも
ライバル多きこの世代。

 

 

クラシックの中心はドゥラメンテ。
と言ってもいいかもしれません。
それほどの活躍を見せました。

 

 

スタートに難がありましたが、
クラシックには間に合い、皐月賞に挑戦。

 

 

その皐月賞では、
大外からの 末脚を生かし、
優勝を果たします。

 

 

続く日本ダービーでも完勝。
当時のレースレコードを更新しました。
これはすごい!

 

 

クラシック2冠を達成した
ドゥラメンテはその後、故障から手術。
三冠の挑戦は断たれてしまいます。

 

 

治療、復帰を果たし、
翌年のドバイシーマクラシックでは、
落鉄のアクシデントに見舞われるも、
2着となります。

 

 

続く宝塚記念。
レースは2着となりますが、すぐさま下馬。
故障に見舞われ、
その後引退となってしまいました。

 

 

種牡馬としての活動が、
始まりました。

 

 

現役時に見せた、
ポテンシャルの高さを、
産駒に残していきました。

 

 

ただ、ドゥラメンテも2021年、
9歳という若さで
この世を去ってしまいます。

 

 

種牡馬としての活動は、
わずか5年間。

 

 

とても残念な状況ではありますが、
ドゥラメンテ産駒が活躍していきます。

 

 

ドゥラメンテ産駒の有力馬(2023年現在)

 

 

ここからは、
ドゥラメンテ産駒の
活躍を見ていきます。

 

 

まずはタイトルホルダー。
2021年に菊花賞を制覇。
2022年に天皇賞春、宝塚記念を制覇。

 

 

ここまでGⅠ3勝を
挙げる活躍を見せています。

 

 

次にスターズオンアース。
2022年の桜花賞、優駿牝馬を制覇。

 

 

秋華賞は3着と
牝馬三冠まであと少しでしたが、
昨年の牝馬クラシックの主役の1頭でした。

 

 

さらに、
阪神JFを勝ったリバティアイランド。

ホープフルSを勝ったドゥラエレーデ。

2頭はドゥラメンテ産駒でした。

 

 

加えて、
朝日杯FSを制した
ドルチェモアは、
父ルーラーシップ、
その母はエアグルーヴでした。

 

 

つまり2022年
2歳GⅠ優勝馬の血統表には、

すべてエアグルーヴが
登場することとなったのでした。

ホントすごい。

 

 

ドゥラメンテ産駒の活躍期間は、
限られたものになってしまうのですが、

 

 

これまでの活躍ぶり自体、
とてもすごいですし、
今後の活躍も非常に楽しみですね。

 

 

そして何より、
この血統のつながりに至るまでにも、
多くの人の想いや努力が、
つまっていることを改めて感じました。

 

 

血統の流れに、
こうした想いや物語を感じるのも、
1つの魅力なのではないかと、
改めて感じています。

 

 

エアグルーヴ含めこの血統の流れが、
これからも続いていくことを、
願っています。

 

 

ということで、
エアグルーヴの血統の流れを
ざっくりまとめてみました。

 

 

この記事に少しでも興味があれば、
こちらの記事もぜひご覧ください。

【ウマ娘】GⅠ出走馬の血統表に登場したウマ娘TOP5を調べました。(2022年JRA平地GⅠ 個人調べ)

 

【参考・参照元】

Wikipedia 

netkeiba.com – 国内最大級の競馬情報サイト

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